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不動産仲介業者の手数料問題

2017-08-03

中古物件での取引流通量が昨年、遂に新築を超えました。 欧米では圧倒的に中古物件の流通が多い中、日本の不動産にも変化が生まれてきている状況です。 今後、より一層増えてきます中古物件は基本的に仲介手数料が掛かってきます。 本日は、仲介手数料について仲介業者側からの視点でみていきます。

仲介手数料は成功報酬であるために、取引が成立すると初めて払う段取りになります。

この手数料に割高を感じられる方、安いと感じる方もいると思いますが、実際に仲介側の業者からみて現在の手数料はどの様に感じているのでしょうか。

■仲介業者の手数料

現在、仲介手数料の上限金額は下記計算によって請求する事が出来ます。

売買価格 200万円以下(税込) 5%

売買価格 200万円以上(税込) 4%+2万円

売買価格 400万円以上(税込) 3%+6万円

しかしながら、実際の労力に関わらず成立した売買価格のみで不動産仲介業者の売上が変わってきてしまいます為、購入者、売却者、仲介業者でずれが生じてきている状況です。

■コストパフォーマンスの高い物件

不動産業者のコストパフォーマンスが良い物件のひとつはタワーマンションです。理由は金額が高く、共用部、物件の設備が他の部屋と共通の為、重要事項説明の作成に関する手間が掛からないからです。

その為、売主さん側の仲介手数料は無料で行います業者も沢山出てきています。

■コストパフォーマンスの低い物件

対して、土地や、借地権が付いている物件になると

調査する人は市役所や水道局、県庁等、図書館での古地図の確認等

土地は1件1件違う為に重要事項説明書の作成の為の労力が掛かってきます。

また、借地権付きの物件ですと専門知識も必要になる為避けられやすい傾向にあります。

■空家問題

ここ数年問題になっております老朽化した空家問題でも、ビジネスチャンスになるかと思いきや不動産業者からは避けられるケースも多い状況です。

権利関係のややこしい物件が空き家になる事が多く、10人の相続人がいて放置されている物件もあります。

この場合、弁護士等に相談して各相続対象者をまとめて売却となるとしても、売却までの諸経費のほうが売却料よりも高くなってしまうケースもある為に手がつけられないでいます。その為、所有者のうちの長男や長女が固定資産税を支払い続けている状況になっているのです。

不動産業者としては労力が大きく掛かるこの様な空家住宅の不動産仲介は積極的に介入をすることを避け、人気が有り、比較的労力の掛からないタワーマンション等に業者が集中する傾向がある状況になっています。

ここ数年で不動産売買業に参画してきたベンチャーの業者は大々的に両手仲介をしないことを断言している会社、売主側の手数料を無料に設定をして集客をしている会社も次第に出てきています。不動産業者側の実労働と売上の間には大きな乖離があることを知った上で、お付き合いをします業者をみつけてみてはいかがでしょうか。

OKWAVE

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